エターナルグリーン

市販品のレシピ本ブームか?

2012/9/08
たまたま立ち寄った有隣堂でみかけた「グラノーラのレシピ本」。
個人的にも好きなシリアル系食品だけに、中を少しだけ立ち読みさせていただいたら、それは見事な料理・レシピが紹介されており、思わず自分もやってみようかな?!と、料理歴0年の私が思うほど。

よく見たら豆乳を使ったレシピ本、甘酒を使ったレシピ本など、市販品のよく見かけるパッケージが本の表紙に使われたレシピ本を多数発見。

たしかに面白い企画だし、これなら毎日のレシピにも困らないだろう・・・などと思いながらも、心の中では「またこれで日本人の料理スキルが下がる」という残念な想いも同時に。

江戸時代までさかのぼる必要はないけれど、以前はどの家庭でも毎日米をとぎ、釜で炊き上げ、おかずはその日の野菜や肉を調理するという、今から考えれば途方もない労力をかけて毎食の調理をしていました。
それは冷蔵庫も炊飯器も無い時代の事だから仕方ないにしても、確実に今の日本人より、料理スキルは全体的に高かったと想像できます。

1933年くらいから本格的に国内に冷蔵庫が普及し出し、続く55年に炊飯器が。
すると、スイッチ一つでご飯が出来る+冷凍食品という、まさに毎日のお母さんの手間を省いてくれる最強のコンビネーションが確立しました。

さらにスーパーやデパートでは食材だけではなく、中食といわれるお惣菜、すでに完成された食品を売りだすようになり、さらに日本人から調理スキルを奪ってゆきました。

この間テレビで「幼稚園児のお弁当を拝見」という番組があったのですが、蓋をあけてびっくり・・・
ご飯が半分、そしてもう片方にバターロールのパンがあったのです。

つまり、ご飯のおかずがロールパン?!(逆かもしれないけど)
という、私には考えられないような組み合わせのお弁当の光景。

物事には表があれば裏もある・・・というわけで、考えなければならないのは「ここ数十年で家庭の調理スキルを奪った総量=小売店での中食の売上+手軽な外食産業の売上」という図式をすぐに思い浮かべるのは安易でしょうか。

そして最も懸念するのは「母親の味」の消滅です。
マクドナルド元社長の藤田田さんは「マクドナルドを母親の味にする」という事をよく言っておりましたが、釈然としない得体の知れぬ恐ろしさも感じました。


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最終更新日:2017/12/13



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